2019年01月23日

消防博物館をご紹介します

先日、四谷の消防博物館に行ってきました。

場所は四谷三丁目の交差点の一角。
消防署と隣接で、近代的な立派なビルヂングです。
基本的には、学習施設という位置づけというより
「消防ってこんなお仕事ですよ」という紹介といった感じ。
B1階から10階までで。
2階のみ、消防署のフロアということで立ち入れなくなっています。
ラウンジ、図書室、などのほかに立派な展示室。
消防士さんの制服の変遷とか
消防が出動した事件・事故の年表。
これは見ごたえがあります。

私個人の意見として
消防士という職業の方は本当に素晴らしい立派な方が多いです。
単純に
「お金になるから」とか「腰掛に」なんて動機では決してなれない仕事です。
もちろん、警察や自衛隊も同じくです。
ですから、目的や目標を持った方が多いし
いつも私が嘆いている
「プロがいない」という今の世の中。
消防はすべての人がプロだと感じています。
なんたって皆さん、立ち姿が素晴らしい。
後ろ髪遊んで、猫背の人なんていないです。
スーツを着ても厚い胸板がわかります。
中でも東京消防庁の方は、素晴らしい出動履歴。
素晴らしい装備の数々。
台湾の地震でも、ほかのどこの国家も持たない道具で救出活動を
していたりします。

その理由のいったんを、展示から感じた部分があります。

江戸という町は本当に長い歴史、火災に苦しめられてきたようです。
ですから防火体制も早い段階から、作られており
ひどい被害を出した関東大震災も、あるいは…もしかしたら
本来よりも被害は小さく食い止めていたのかもしれません。
先日Eテレビで江戸時代の幕府の防災対策の特集を見ましたが
人員の召集体制など、SNSも電話もない時代に頑張っているな
という印象を受けました。

ですから、東京消防庁は
消防の東京代表というよりも、日本代表として
長い時間、火災を戦っているという歴史の一端を垣間見ました。

命を懸けて私たちを守ってくれている消防という職業。
防災の観点だけではなく触れていただきたいと思いました。
なんといっても、B1には消防車の展示が盛りだくさんです。
小さなお子様ねきっと喜ぶと思います。
ラベル:消防博物館
posted by ぶろっこり at 21:39| Comment(0) | 防災学習施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月22日

大阪市立阿倍野防災センター

防災学習施設の紹介です。
私が今まで行った中で最も勉強になった施設です。

あべのハルカスの近くで、大阪市の施設。
備蓄倉庫や市民プールが同じビルの中にあり、近代的な新しい建物です。
防災学習施設というのは、だいたい

過去にこんな地震があったよ。
怖いんだよ、地震は。

と、怖さは教えてくれますが「あなたはこうしてね」と教えてくれるところは少ないです。
しかし、ここはスタッフの方の知識量や接客技術も素晴らしく
「東京から来たんです」という言葉に反応してかはおいといて。
とても丁寧に説明してくださいました。
「これ、もうやりました?」
「これはまだですね?」
と、優しい接待ぶりです。

ここでは、再現した被災地を歩いたり。
家具の下敷きになった人の助け方を学んだり。
身近なものでの応急手当を学んだり。
身になってるなぁと感じられる時間でした。

映像ホールもあって、随時なんらかの映像をかけているようですが
私が行ったときは東日本大震災の津波の被災地の映像でした。
あまり熱心に見ているので、終わった時に
「つぎ、違うのかけましょか?」と聞いてくださったほどです。
関西特有の愛想のよさですね。
スタッフに心を感じました。

関西に防災意識の高い人は少ないです。
阪神大震災があったところなのにとは思いますが。
23年たって。大阪にその記憶はほとんどないと感じています。
ぜひ、足をお運びください。
posted by ぶろっこり at 10:00| Comment(0) | 防災学習施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月21日

名古屋市港防災センター

防災のお仕事をするにあたり、全国各地の防災学習施設に行ってます。

先日、帰省の際に名古屋の防災施設に行ってきました。
ここは、たぶん伊勢湾台風について勉強できる日本唯一の施設ではないでしょうか。
全国各地の防災学習施設、それぞれテーマがあります。
地震に特化したもの。
火災に力をいれているもの。
などなど。

特徴的なのは東京にある防災館。
消防庁がやっていて立川・本所・池袋と、三ケ所あります。
消防庁がやっているだけあって、火事に力が入ってます。
消火器で火を消す訓練をさせて頂けます。
これについては、またあらためてお話します。

名古屋は港区役所隣接というか併設で。
歩いているうちに市役所に迷いいってます(笑)
1階は展示コーナーと起震機。
展示は、どこの防災施設にいってもある感じの知識になる様々なもの。

起震装置体験では、私には『東南海地震の再現しますね』と言われまして
なかなかピンとこなかったのです。
東京の施設ではだいたい阪神淡路か東日本なので、「どの時代のかな?」と思っていました。
揺れてみるとなかなかすごい。
終了後、「昭和19年の…」と言われたので
「12月8日の隠された地震ですか?」と聞いたら
係りの方が資料を確認して「12月7日ですね」と教えてくれました。
珍しいことを聞く客に面食らった感じでした。ごめんなさい。

皆さんは『隠された地震』て聞いたことがありますか?
昭和19年の12月7日の地震に始まり3年にわたって何度も三重・愛知・岐阜・長野方面を襲った地震が
あったのですが。
太平洋戦争中だったため、敵国に被害を知られたくなくて国内でも
ほぼ報道されていない、被害状況も隠された地震がありました。

愛知・岐阜って天災知らずなイメージがありますが
展示資料によると90年に1回は大きめの地震が起こってます。
関東も100年に1回ペースで起きていることは知っているんですが。

今年、関東大震災から95年。
昭和東南海地震から93年。

東京も名古屋もきっちりサイクルの中に入っているんだと実感しました。
地球の長い長い歴史からすると、
23年前の阪神淡路は「ちょい前」7年前の東日本は「ほんの前」
この二つの地震に大きく刺激された日本列島はかなりの地震活動期らしいです。
あまり体験することのない、昭和東南海地震によってすごく学んだ気がします。
次の家族は濃尾地震でしたからランダムチョイスなんですかね。
素晴らしいチョイスに感謝です。

2階は様々体験コーナー。
3Dシアターで、メガネをかけて。伊勢湾台風の映像や風水害の体験映像。煙体験など。
さらに常設かな?
伊勢湾台風の記録映像と写真の展示室がありました。

伊勢湾台風から約60年。
体験したという記憶がある人も高齢に差し掛かってきます。
東海地方の小学校では教えるのかもしれませんが、全国的にみると知らない災害だと思います。
阪神淡路でさえ、30歳以上の人でないと記憶も薄い。
阪神淡路以前の災害は、すでに太平洋戦争の話と同じレベルです。
過去のこと。
悲しみも過去のもの。
他人からするとそんなイメージです。

災害ってものすごいスピードで過去の物になっていくんだと教えられました。
東海地方の方はもちろん、遠方の方も行ってみる価値がある施設です。
posted by ぶろっこり at 09:00| Comment(0) | 防災学習施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする