2019年03月05日

東北出身のかたのことば

先日、宮城県名取市出身の若者に会いました。
現在26歳。
東日本大震災は高校の卒業式の直後だったそうです。

みなさん、一般的に
「神戸の出身」とか
「東北の出身」と、聞くと。
身構えるというか。繊細に接触しなければならないという
態度に出る人が多いように思います。

しかし、同じ神戸であっても。全く被害にあっていないところも実はありますし。
神戸でないのに、大きな被害を出した近隣市町村も存在します。
私が出会った彼は、閖上というかなりの被災地域の出身ではありますが
海とは遠く離れた高台の方の出身で。
「僕は被災していないのに申し訳ない」
そんな思いが強くあるそうです。

友達と話していても、被害のない自分と。被害のある友達と。
言葉の選び方にも気をつかうようです。
ですから、名取出身ということで大切に扱われすぎることにも
違和感を感じるようです。

東北の人だから気をつかわなきゃとか
津波とか禁句かもしれないとか
必要以上に敏感になるのは、もしかすると
障碍者に対して過敏になりすぎる日本人の傾向と重なるのかもしれません。
私は、以前にも書いたように
障碍者の子供として、幼いころから手のない人とか。顔半分に真っ赤なあざがある人とか。
普通にいましたので。
「見ちゃいけないんだ。触れちゃいけないんだ」といった遠慮が働きません。
手がない人に「どうやって顔を洗うの?」と普通に聞けますし。
私の場合、
そのフラットさを、東北の方は気持ちよく受け取ってくれるのかもしれません。

だから
東北の人。
福島の人。
そんな見方は、忘れてほしいな。と、思います。
ただただ、フラットに。目の前に被災者がいたら
人対人としてまっすぐに。飾らない素直な心で接したい。
そう、思いませんか?

ラベル:被災地の今
posted by ぶろっこり at 18:27| Comment(0) | 被災者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月04日

備蓄品をみなおす④「不細工なコスプレ」

避難所の真実の中で表に出ないことは一つや二つではないと思います。
噂の域を出ないでたらめであったとしても。
備えをしておくことに無駄はありません。

やはり心配なのは盗難と性的被害です。
ともに、家も家族も無くし捨て鉢になった人が自暴自棄になって
理性を無くすケース。
通りすがりの被災者が、短い避難所生活の中で「やりにげ」して
去っていくケース。
わざわざ犯罪を犯すために、被災者のふりをして避難所に
潜り込むケース。

盗難はとにかく、金品を目立つところに置かないことに尽きると思いますが
性的被害に関しても「もよおさせる」格好をしないことも大切だと思います。
可愛い子は不細工に。
魅力的な人は魅力を隠して。
最近はかわいい男の子も、どんな目にあわされるかわかりません。
男女とも、気を付けましょう。
私がお勧めしているのが、避難袋の中にグダグダのスウェットとかジャージをいれて
避難所で汚らしくするということです。
そりゃ、大人でもデビ夫人や叶姉妹みたいな感じでいるよりも
戦争時代みたいなほうが、諸々防災になりますよね。

その昔、大陸からの引き上げの際
逃げる道中、引き上げ船の中。多くの女性が強姦され
中には妊娠したことで苦しみ、帰国することなく船から身投げして
命を落としたそうです。その予防法として
女は髪を切り、顔に泥を塗って男物の服を着たそうです。

戦争の知恵は防災に役立つことも多いです。
笑い事ではなく、真剣に。考えてほしいひとつです。
ラベル:避難袋
posted by ぶろっこり at 10:00| Comment(0) | 被災者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月03日

気持ちを共有できる存在

私には鬱病のいとこがいます。
いとこは電車が大好きな還暦前のおじさんです。

数年前、最も調子が悪いとき。自殺しようとしていた時期がありました。
私は、何冊も鉄道の本を贈りました。
私にならって、ほかの親戚も本を贈ったようです。

鬱は完治していませんが、今もなんとか生きています。
昨年末、そのいとこから「どうしても話がしたい」と言われ電話で話しをしました。
あの時の私からの本。
「いちばん嬉しかった」そうです。

私も電車や乗り物が大好きです。
飛行機が最も輝くアングル。鉄道がもっとも素敵な構図。
私にはわかります。
そんな写真がちりばめられて、いろんな場所に「行ってみよう」と気持ちが上向く
そんな写真集や時刻表を選んで贈りました。
他の人のは、ただただ電車が映っているだけ。
ファンだからと言って、電車ななんでも良いのではないのです。
エッチな人に、裸の写真を見せればよいわけではない。
一糸まとわぬものより、少し隠れていたり。
何か、そそるものがなくてはならない。
きっと同じタイプのスケベ仲間なら、最適な写真が選べます。

これは被災者も同じです。
「頑張って」
言ってはいけない言葉だと言われています。しかし
同じ被災者は言っても良い場合があります。

癌患者に健康体の人が言う「頑張って」はダメですが。
り患経験者の「頑張って」は、力になったりします。

先日、宮城県の閖上の方とお話しする機会がありました。
8年間の苦労をねぎらうと「あなたに会えてよかった」と言っていただきました。
私は「負けないで」と言っておきました。
私は被災者ではありませんが、被災者の家族として24年間を生きました。
その間の苦労は手に取るようにわかります。
苦労の伝わらなさも知っています。
だから、少しはほかの人とは違う思いをお伝え出来たかなと思っています。

鬱病のいとこの自殺を食い止めたように、心ある何かが薬になる場合もあるのです。

ラベル:防災の仕事
posted by ぶろっこり at 17:12| Comment(0) | 被災者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする