2018年10月02日

災害時の教師の立ち位置

先日、小学校の先生とお話しました。
そして、私が言いました。

「先生は、どんな時間に災害が起きるかによって立場が違いますからね」
一瞬
「ん?」となる先生。

はい。妄想します。

例えば月曜日。13時の地震。
学校にはフルに子供たちがいます。
家庭科の授業中の教室もあれば、体育の時間で運動場いるクラスもあるでしょう。
教師はまず、子供たちが怪我しないように避難させて点呼。
ここまでは、日ごろの避難訓練でカバーできるでしょう。

ノーイメージなのは、こっから先です。
子供たちを家に帰す手配。
母親が専業主婦だったり、商売している家の子はすぐに帰せるでしょう。
親が共稼ぎの家庭の子。親と連絡がついて
預かってくれる家の手配でも付けばよいですが
つかない限り、子供はずっと学校にいます。
公立の小中学校ならば、先生が自宅まで歩いて同行することもできますが
私立ともなると、子供が帰宅難民です。
6年生ならまだしも、1年生は恐怖にさいなまれ不安で先生の手を
離さないかもしれません。
保護者と先生が確実に連絡が取れる手段。
LINEがあるからと信じすぎてはいないでしょうか。
LINEがダメだったらバージョンの模索も必要です。
この間、先生はずっと先生です。
我が子のことも考えている余裕はありません。
我が子の受け持ちの先生は先生で、連絡の取れない親に気をもんでいるかもしれません。

大地震の場合、被災者が学校に押し寄せるかもしれません。
職員室では、校長・教頭・教務主任らが
自治体との対応に追われるかもしれません。
まだ、たくさん子供がいるのに被災者が収容できるのか。
自治体担当者が来ていないのに、続々やってくる被災者。
先生の対応に怒号が飛び交います。
先生は悪くありません。
先生は学校の管理者ですが、被災者の担当マニュアルを持っているのは自治体です。
「早く物資を出せ」と言われても
勝手に出すわけにはいきません。

さて、先生の立場に思いを馳せてくれる被災者はどれくらいいるでしょうか。
実際、熊本の地震では
怒鳴られ、怒られている校長先生の姿を見ました。

被災者の多くは、避難所に行けばなんでるわかる。なんでもしてくれる。
と、思っている人が少なくありません。

先生、
災害が起きたとき、家にいたらあなたは親かもしれませんが
学校にいたら。最初から最後まであなたは先生です。

被災者の皆さん、
皆さんの前にいる人は、防災の訓練を受け、被災者対応の訓練をした人ではなく
教育者です。

じゃあ、誰に聞けばいい?!

誰に聞くこともアテにしてはいけません。
自分自身だけが自分を守ります。
ラベル:先生
posted by ぶろっこり at 22:53| Comment(0) | 想像劇場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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