2018年06月29日

罹災証明ってなんだろう

りさいしょうめい
災害が起きるときく単語ですが。一般的にはどうでしょう?
意味をちゃんと分かっている人はどれくらいいるでしょうか。

被災者となったひとがもらえる証明書といった感じですが。
念のため確認しておくと。

地震によって足を切断した。
障害が残る大けがをした。
そんな人に対して罹災証明はでません。
罹災証明は、家屋のうけたダメージに大して証明するもので
もう住むことができない。建ってはいるけどいつ壊れるかわからない家に出るのが『全壊』認定。
今は大丈夫そうだけど、大幅に修復しないと住んだらヤバイ家に出るのが『半壊』認定だと思ってください。

ですから、その判定をするのは医師ではなく建築士や住宅の専門家です。
被災者の基準は家の壊れ方によって判別されると考えてもよいと思います。

わかりやすくするために、ちょっと乱暴な表現ばかりになりますが
被災経験のある方は怒らないでください。ごめんなさい。

阪神淡路大震災は、広域の大災害としては戦後最大規模でした。
罹災証明を発行するにも、判定する建築士や専門家を集めなくてはならない。
罹災証明がなければ、明日会社が倒れてしまう。
そんな人もいたでしょう。
しかし、全壊・半壊認定にはずいぶん時間がかかりました。
また、どう見ても住めそうにないのに。無情にも『半壊』認定が出た方。
全壊に比べて、補償も半減します。
1000万受けられるかもしれない融資が500万しか受けられない。
「頼むから全壊にしてよぉ」そんな声も聞こえてきました。

東日本大震災では判定すべき家屋も津波で流されてしまってない。地形までもが変わってしまっているので
住所地も、みあたらない。
ある保険会社では、グーグルアースの地図と、被災後の空撮写真を見比べて
いち早く保険金が支払えるように判定したそうです。

話を戻して
罹災証明は持ち家・アパートに関係なく発行されますから
住民票に登録されている決まった居住地がある人は、もらえると考えればよいと思います。
※あくまでもざっくりですから。心配な方は自治体ホームページや過去の被災地の罹災証明についてお調べください。

そう考えると、気づいてほしいことがあります。まず
実家に住民票をおいて、県外の友達の家に居候している人→被災しても
                     なんの補償もありません。
進学で実家に住民票を置いたまま、県外に住んでいる人→被災しても
                     なんの補償もありません。
営業で訪れた出張先で被災した人→罹災証明は出ないけど、労災保険が
                機能するかもしれません。
ネットカフェの住民→入店の記録が水没したり燃えたりすると、あなたの証明が
          消えてしまいます。
          最悪、死亡したら身元不明遺体になります。

「けがをしたから補償してよ」

こんな言葉は、被災地では通用しません。
まずは、自分が被災したら。どんな補償が受けられる立場にいるか
よく考えてみることが大切です。




posted by ぶろっこり at 00:00| Comment(0) | 被災者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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